5月25日(土)、一般向け学習講座「災害直後から始まる我慢の連続!トイレも我慢し続けますか?」を開催しました。
講師は、一般社団法人 しずおか住環境防災サポートセンター 代表理事の濱田晴子氏です。過去にも何度か講座をお願いしておりますが、今回もたくさんのトイレグッズを携えて静岡市からお越しくださいました。
災害直後から必要となるトイレについては、大災害でライフラインが断絶するたびに問題となっています。今年1月の能登半島地震でも設置や衛生環境が整わず、我慢を強いられる状況が起きていたそうです。
講座では、災害が起きたらどうしてトイレが使えないのか、使えないからどうしたらいいのか、使いたいトイレにするためにと順序だて、やるべきことについてわかりやすく伝えていただきました。
講座中盤では、参加者数名が凝固剤やシートを使った簡易トイレ実験を体験。「普段やったことがないことは災害時もできない」との話から、アンケートでは「買ったままだった簡易トイレを試してみます」「トイレ掃除からはじめます」という声をいただきました。
「高齢者や障がいのある方のサポートについてもっと学びたい」という感想もあり、「排泄は人間の尊厳」という濱田さんの強い思いも込められた今回の講座から、大きな刺激をもらったのではないでしょうか。
ご登壇くださった濱田さん、ご参加されたみなさま、ありがとうございました。