スギ花粉の飛散が始まり、アレルギーのある方にとっては対策が必要な季節になりました。花粉症をはじめ、食物アレルギー、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎など、今やアレルギーは乳幼児から大人まで多くの人が抱えています。中には、アナフィラキシーショックなど重篤な症状に陥るケースもあります。
普段は医療機関で治療を受けたり、対応食やスキンケア用品を調達したりすることができ、大きな支障なく過ごしているかもしれません。ですが、大災害が発生し、交通の麻痺やライフラインの断絶が起こった場合はどうでしょうか。

被災状況によっては、薬やケア用品の入手が難しくなる可能性があります。避難所で提供される炊き出しやお弁当にアレルギー表示がない場合、食物アレルギーのある人は口にすることができないかもしれません。
そのため、日頃から各自のアレルギーに対応した備えをしておくことが重要です。自分や家族のアレルギーについて改めて確認し、処方された薬やスキンケア用品などを非常用持ち出し袋に加えておきましょう。食物アレルギーがある場合は、アレルゲン除去食品を多めに備蓄しておくことで、いざという時の安心につながります。
また、学校や職場などで自分の症状や必要な薬についてあらかじめ共有しておけば、適切なサポートを受けられるかもしれません。困ったときには相談できるよう、平時から当事者同士や専門家とのネットワークを築いておけるといいですね。
アレルギー原因物質「IgE」の発見に由来し、毎年2月20日は「アレルギーの日」、17日から23日はアレルギー週間です。この機会に、自分や家族の健康と命を守るための「アレルギーに関する備え」について、改めて考えてみませんか。
参考サイト
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アレルギーポータル 災害時の対応(運営:一般社団法人日本アレルギー学会)
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アレルギー疾患のこどものための「災害の備え」パンフレット(一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会)