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能登半島地震、被災地はいま!~珠洲市に入った浜松市職員からの報告~

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4月20日(土)、浜松市防災学習センターにて一般向け学習講座「能登半島地震、被災地はいま!~珠洲市に入った浜松市職員からの報告~」を開催しました。浜松市から石川県珠洲市に派遣された職員3名にお話を伺いました。

まずは、危機管理課の第一陣として派遣された吉垣課長補佐から、発災直後の災害対策本部の状況や国や企業・個人などから届けられる物資管理についてお話いただきました。

メディア報道の影響もあり、飲料水や乳児用おむつが集まり過ぎたり、自主避難所が多数あり配布が困難だったりと、次々と届く物資の管理や配布は思いもよらない難しさがあったそうです。

会場の様子

消防局特別高度救助隊の平野隊長には、珠洲市入りするまでの消防の動きや支援先の被災状況、また救出の様子を動画も交え伝えていただきました。

保健師として健康支援を行った浜名健康づくりセンター浅風グループ長からは、高齢化率が51%となっている珠洲市を巡回した際の避難者の様子や、心配される2次的な健康被害について説明いただきました。報告の中では、外部の支援が入るまでの地域住民による共助の力が欠かせないこともあげられ、民間の力や近隣住民のつながりが救出活動や長期に渡る避難生活に大きく影響するということがわかりました。

後半は、参加者から質問を募り、副センター長の原田が進行する形でのパネルディスカッションです。支援者側のメンタルや現地のトイレ事情など、個人としての経験や感じたことを含めお答えいただきました。参加者からは「実際に経験された方の話は説得力がある」「救出活動やトイレの実情は、報道でもなかなか聞くことができない内容だった」などの声をいただき、登壇者の率直な感想を聞くことができるパネルディスカッションも好評だったようです。

登壇者それぞれが、南海トラフ地震のように広域での被害が想定される場合は特に、外部からの支援を頼るだけでなく、個々が耐震などの対策をする「自助」に加え、地域の結束力「共助」が大切だと話されていました。被災地支援に尽力された3名の話が、これからの浜松の防災や、能登支援へのアクションにつながるのではと感じる講座でした。貴重なお話をしてくださった登壇者のみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

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