
ゴールデンウイークに入り、帰省や旅行で高速道路を利用する方も多い時期ですね。先日、山梨県の中央道でのトラック横転事故により、7kmほどの区間が約10時間にわたって通行止めとなり、車の立ち往生が発生しました。一部では簡易トイレや水が配布されたとのことですが、復旧の見通しが立たない中、ドライバーたちは不安な時間を過ごしたことでしょう。
思わぬ事故の回避は難しいものの、すでに事故が発生していたり天候不良により長時間動けなくなったりする可能性もあるため、出かける前に目的地までの状況を確認しておくことは大切です。行楽シーズンは、サービスエリアが大混雑で駐車できないこともあります。高速道路に入る前に、必要なものを車に備えておきましょう。
車に準備しておくと役立つもの
下記の備えは、いつ発生するかわからない災害対策としても有効です。飲み物や食品以外は、常に車に準備しておくと安心です。
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携帯用トイレ
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スマートフォン用充電ケーブル
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飲み物
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軽食(お菓子、パンなど)
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ウェットティッシュ
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毛布やブランケット
渋滞や事故情報収集に役立つサイトやツール
カーナビやスマートフォンでの情報収集は、日ごろから操作しなれているといざという時スムーズに利用することができます。事故渋滞に巻き込まれてしまったら、最新の状況が出ているか確認しましょう。
- NEXCOドライバーズサイト 交通情報
全国の交通情報をリアルタイムに確認することができます。事故の場所や渋滞の長さも表示されるため、移動のルート決めに役立ちます。 - ハイウェイラジオ
周波数1620kHzで、通行止め、事故、渋滞等、複数の交通情報を、音声で24時間提供しています。走行中でも手軽に情報を得られるのがメリットです。 - スマートフォンアプリ
カーナビ機能に加え、マップから渋滞箇所や原因を確認することができる様々なアプリがリリースされています。事前にダウンロードして、使い方を確認しておきましょう。
(アプリ「高速道路ナビ」より)
エコノミークラス症候群対策も
長時間足を動かさず同じ姿勢でいることで足に血のかたまりができ、肺の血管を閉塞してしまう危険がある「エコノミークラス症候群」。近年、避難所や車中泊で注意喚起されていますが、長距離ドライブや渋滞などで数時間にわたり車内に留まる場合も注意が必要です。
予防のために心掛けると良いことは、
- ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う
- 十分にこまめに水分を取る
- アルコールを控える。できれば禁煙する
- ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない
- かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎをもんだりする
- 眠るときは足を上げる
車をおりてストレッチなどができない場合は、座ったままつま先やかかとを動かしたり、ふくらはぎをマッサージしたりすることでも効果があるそうです。渋滞中も意識して予防していきたいですね。