家庭での防災対策として、いざというときのための水の備蓄は欠かせません。大人1人が1日に必要な水の量は
- 飲料水…3リットル
- 生活用水…10~20リットル
と言われ、最低3日、大規模な災害を想定すると1週間の備蓄が推奨されています。断水や停電が長期化する可能性を考えると、多めに備えるだけでなく節約して使用することが大切です。できるだけ少ない水で生活できるように、平時から節水する工夫を取り入れてみませんか?
洗濯機を使わず少ない水で洗濯する
少量の洗濯ものなら、ビニール袋を活用してもみ洗いや脱水をする方法があります。警視庁警備部災害対策課のSNSでもその方法が紹介されています。
- ビニール袋を二重にして、衣服と水・少量の洗剤を入れ、外側から手でもみ洗いする。
- ビニール袋の口を開け、衣服を足で踏んで水を抜く。
- 再度水を入れて同じ動作を繰り返す。
(警視庁警備部災害対策課Xのポストより)
旅行やアウトドアグッズとして、繰り返し使える排水口の付いた洗濯専用ビニール袋も販売されていますので、備えておくと役立ちそうです。「もう洗濯機を回しちゃったのに、子どもの靴下が出てきた!」なんていう時、ビニール袋を活用して、最小限の水で洗う方法を子どもと一緒に試してみるのもいいかもしれませんね。災害時、水がとても貴重だということを学ぶ機会にもなります。
紙で食器をつくる
食器洗いでも多くの水を使用します。新聞紙などの大きめの紙を箱型に折り、ビニール袋をかぶせることで食器代わりになります。ちょっとしたごみ入れとしても使え、普段の生活でも役立ちます。折り紙感覚で、子どもと一緒に作ってみましょう。
日々の家事の中で、節水も兼ねて防災トレーニング!ぜひ家庭で取り入れてみてください。