2025年8月9日(土)、浜松市防災学習センター2階の防災いこいの場で「防災自由研究室2025」を開催しました。午前、午後の2部制開催で事前申込制としましたが、両部ともに定員の倍の申し込みがあったため、抽選となりました。小学校低学年から中学生まで幅広い年代の子どもたちとその保護者が参加しました。
参加者は、「家庭の防災対策を調べよう」「自分の住む街と災害の関係を考えよう」のどちらかを主なテーマとして選択し自由研究をまとめていきました。防災に関連する書籍を読んで災害発生時の命の守り方やどんな備蓄をすればよいのかについて調査をする子もいれば、ハザードマップを使って地域で起こりうる災害やその被害についてまとめる子もいて、各々が真剣に取り組む姿が見られました。7月30日にカムチャツカ半島の地震による津波警報や注意報が発令されたこともあってか、津波の被害や避難方法に注目していた子どもも多かったです。
この講座は自由研究を完成させることがゴールではなく、どんなテーマと手段で自由研究に取り組めばよいか、自由研究を作成する上での方向性を固めることを目標に開催した講座です。講座内で完成までたどり着くのは難しいものの、スタッフの補助もあり参加した子どもたち全員が方向性を定めることができました。家で調査内容を清書すればほぼ完成!という子もたくさんいました。
参加した子どもたちからは「自由研究が進んでよかった」「ハザードマップの使い方がわかってよかった」、保護者からは「導入学習もありわかりやすかった」「対応が丁寧だった」などお声がけいただきました。今回の講座が、自由研究の宿題を進める一助となり、かつ家庭で防災を考えるきっかけとなっていれば嬉しいです。