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開催報告

避難を伝える~相手に届く呼びかけのノウハウ~

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7月20日(土)、一般向け学習講座「避難を伝える~相手に届く呼びかけのノウハウ~」を開催しました。浜松市出身のフリーアナウンサーで、NHK静岡放送局の防災キャスターとして取材や発信を続けている大窪愛さんにご登壇いただきました。

能登半島地震発生時、NHKが強い口調で避難の呼びかけをしていたことが印象に残っている方も多いのではないでしょうか。津波で多くの犠牲者が出た東日本大震災をきっかけに、放送局からの呼びかけが見直されたそうです。講座では、「なぜ避難しなかったのか」「どんな言葉で行動したか」などの聞き取り調査から得られた、相手に刺さる呼びかけの言葉や情報について具体例が挙げられました。

講師からの説明
そして2019年のNHKの調査結果から、多くの人の避難行動を後押しするのが「身近な人からの呼びかけ」だということが伝えられました。個々の呼びかけが重要だとわかり、参加者アンケートでは、「相手に伝えるための言葉を平時から考えておきたい」という感想を多数いただきました。

後半は、近くの席でグループをつくり「呼びかけを考える」ワークショップです。グループごとに自分の立場や避難を伝える相手についてお題をもらい、どんな言葉が必要か、どんな呼びかけが響くかなどを話し合い、最後にひとつずつ呼びかけを発表しました。
中学生や大学生の参加もあり、年代や性別・地域も違う初対面の参加者同士、最初は戸惑う姿もありましたが、徐々に意見が飛び交い始めました。考え抜いたたくさんの意見をひとつにまとめるのは大変な様子でしたが、どのグループからも、相手を動かすためのキーワードや工夫が盛り込まれた呼びかけが発表されました。このワークも「他の参加者の視点を知ることができた」「自分の考えが整理できた」などの声があり、大変好評でした。

ワークショップ

災害時は、停電や混乱で放送局からの呼びかけが届くとは限りません。一人ひとりが「身近な人を動かす避難の呼びかけ」で、守れる命があることを改めて意識する講座となりました。

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