7月19日(金)、愛媛県から宇和島市職員お二人が見学にいらっしゃいました。前日の静岡県庁での所用をきっかけに、県内の市町を多機能型トイレカーで訪問されていたとのこと。今回の来静最後の訪問場所として、当センターに立ち寄ってくださいました。
小学校の校舎をリノベーションして市民向けに作られた当センターに大変興味を持ってくださったようです。移動の都合で短時間になりましたが、館内をご案内しながら展示の特徴や浜松の災害特性、4月に発生した愛媛県での地震被害についてなど、いろいろなお話をすることができました。
見送りの際、当センターの職員もトイレカーを見学させていただきました。車体は、やさしい色合いのイラストでラッピングされています。車いすでも利用できる昇降用のリフトやベビーチェアなどが備えられ、オストメイト対応もある、まさに「多機能」なトイレカーでした。
1月に発生した能登半島地震の被災地、輪島市にも宇和島市から3台のトイレカーが派遣されたとのことです。災害時、ライフラインがストップすることでトイレ環境の悪化が問題となってきました。各自のトイレの備えが必須なのはもちろんですが、このような応援があることはとても心強いですね。
トイレカー内の設備を実際見ることができ、大変貴重な機会となりました。ハードスケジュールの中お越しいただき、本当にありがとうございました。
当センターの「避難所ってどんなところ?」のコーナーでは、災害時に利用できる簡易トレイの見本を展示しています。また、9月21日(土)に開催の秋フェスタでは、携帯トイレを使った実験で子どもたちが被災した際のトイレについて考えるワークショップを予定しております(こちらのワークショップのみ事前申込制)。誰もが関わる災害時のトイレについて、ぜひ家族で考える機会をつくってみてください。