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開催報告

地域が支える・地域を支える~災害ボランティアの現場から~

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1月20日(土)、一般向け学習講座「地域が支える・地域を支える~災害ボランティアの現場から~」を開催しました。NPO法人にいがた災害ボランティアネットワークの理事長 李仁鉄氏に会場登壇を予定していたこの講座でしたが、年明けに能登半島地震が発生。石川県の支援にあたられている中、貴重なお時間をさいてくださり、オンライン登壇いただきました。

甚大という言葉では足りないくらいだという今回の災害。道路の復旧も難しく、今は現地の方に負担をかけない、少数精鋭の支援者までが入れる状況とのこと。断水が続く地域では、特にトイレの処理が追い付かず、一般のボランティアが入ることは、更なる負担をかけてしまうことなど、やはり現地にいらっしゃる李さんの言葉からは、こちらでは想像が及ばない過酷さが伝わってきます。
被災地のために何かできないかと、落ち着かない気持ちでいる方が多いこともふまえ、今すぐでなくても、スケジュール帳に今回の地震から3か月後、半年後の日に書き込みをして忘れないことが被災地を支えると話してくださいました。

災害ボランティアについては、「大丈夫ですか?」の問いかけはYesと答えがちで、「ごはん食べてる?」など具体的な声かけで困りごとを話しやすくなる、言葉選びも大切だということが印象的だったという参加者の声がありました。

会場の様子

長期に渡る支援で当然お疲れのはずですが、穏やかな口調で丁寧に伝えてくださる李さんの言葉は、被災者への心遣いに必要なことそのものだと感じられる講座でした。

形式変更をご理解いただき、対応してくださった参加者のみなさま、ありがとうございました。
そして、報道だけでは知りえない被災した方たちの心情や、これからまさに必要となるだろう災害ボランティアの在り方をお話くださった李さんに、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。それぞれが今できるアクションについて考え、能登で被災した方々の長期的な支援にもつながることを願います。

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