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開催報告

釜石の教訓を静岡に

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3月5日(日)、東日本大震災当時、釜石東中学校の生徒だった菊池のどかさんと教諭だった糸日谷美奈子さんをお迎えし、一般学習講座「釜石の教訓を静岡に」を開催しました(会場:浜松市福祉交流センター)。

あの日、釜石市にも巨大な津波が押し寄せましたが、鵜住居小学校と釜石東中学校にいた児童・生徒は避難し、津波から難を逃れることができました。この「釜石の奇跡」とも呼ばれている避難行動の本当の背景と、そこから得られた教訓をお聞きするために企画した講演会とパネルディスカッションです。
前半の講演会では、菊池さんが「いのちてんでんこ~当時の中学生の目線から~」、糸日谷さんは「助けられる人から助ける人へ」と題して、被災時の様子や実践してきた避難訓練の内容などについてお話いただきました。

講演会
菊池さんからは「防災って必要なの?」と感じていたころからの気持ちの変化や、学校の友達同士で防災やハザードマップの違和感について話し合う雰囲気があったこと。また糸日谷さんからは、教諭として子どもたちと避難したときの緊迫した様子や避難所の過酷さについても、克明に伝えていただきました。津波避難を経験した生徒と先生からの視点を同じタイミングで聞けるのは、本当に貴重な機会です。

後半のパネルディスカッションは、お二人の経験を静岡で活かすために、いくつかの問いかけにお答えいただく形で進んでいきました。日ごろから釜石東中学校の教員と生徒の間に信頼関係があったからこそ、子どもたちが命を守る行動に移せたことが率直に語られました。

パネルディスカッション
110名の定員を超える応募をいただき、また参加者のみなさんの真剣な表情から、このテーマの関心の高さが伺えました。今回の貴重なメッセージを浜松、そして遠方から会場にお越しくださった参加者のみなさんがそれぞれの地域で活かし、いつ来てもおかしくない南海トラフ地震を見据えた行動につながっていくことに期待します。

3月25日(土)は、子どもたちと楽しみながら防災を学ぶ「春フェスタ2023」を開催します。ぜひお申し込みください!

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