
(津波防災特設サイトより)
11月5日は「津波防災の日」です。2011年の東日本大震災の津波被害を受け、津波から国民の生命を守ることを目的に「津波対策の推進に関する法律」が制定されました。その中で毎年11月5日が津波防災の日と定められています。この日を機に、津波防災について考え、見直してみましょう。
南海トラフ巨大地震が起これば津波が起こり、浜松市でも被害が予想されています。その、津波から私たちの街を守ってくれる「防潮堤」が2020年3月に完成しました。また、2022年現在、馬込川水門の整備も進んでいます。では、防潮堤や水門があれば津波被害はすべてなくなり安全、というわけではありません。確かに防潮堤が整備されたことで宅地浸水面積は約8割減少すると言われていますが、津波浸水を全て防ぐわけではありません。津波は第一波、第二波、第三波と繰り返す可能性もあり、津波の衝撃で防潮堤が崩れた後に次の波が来てしまったら…。防潮堤があることに安心せず、いざという時は海から遠く高い場所へ逃げる避難行動を心がけましょう。