2025年12月13日(土)、浜松市防災学習センターイベント「冬フェスタ2025~県内で起こった過去の災害を知り これからの備えを考えよう!~」を開催しました。前週の時点では天候が崩れる予報でしたが、当日は晴天の中の開催となりました。そのため、昨年、雨で中止になってしまった地震体験車は終日稼働していました。
本イベントは2025年9月に牧之原市から吉田町にかけて発生した竜巻や、令和4年(2022年)台風15号による水害などの「静岡県内で過去に発生した災害について知り、今後必要な備えについて考える」ことをテーマに企画しました。県内外の企業、行政、団体、高校生・大学生のボランティアスタッフなど多くの方にご協力いただき、15のワークショップブースを設けました。
初出展となった株式会社林工組は、水害時の浸水被害を減らすために使われる土のうと止水板の展示説明や土のう作り体験を、八千代エンジニヤリング株式会社は、水害に関連する質問に答えることで現状の防災意識を判定できる防災アニマル診断の体験会を実施しました。静岡地方気象台の竜巻発生装置や雲発生装置による実験、しぞ~か防災かるた“豪雨編”体験、浜松市河川課によるドローン体験などもあり、どのブースも賑わっていました。
静岡県立浜松湖北高等学校は、ローリングストックをテーマにしたカードゲームや、サッカーやボッチャなどスポーツと災害からの身の守り方をテーマにしたクイズを組み合わせたゲームなど7つのオリジナル防災ワークショップを実施しました。浜松市防災学習センターのスタッフから防災を学んだ高校生たちが、自分たちでオリジナルの防災ワークショップを企画立案し、園児や小学生など下の世代を対象にワークショップで防災を伝えるという一連の流れを体験する「浜松市防災ユース・アンバサダープログラム」の集大成としての活動でした。
来場者から、高校生の元気で丁寧な対応が良かった、県内で様々な災害が起きていることを知ることができたので今後備えを強化したい、などお声をいただきました。今回のイベントの学びを、生かしてぜひ行動に移してみてくださいね。ご来場、ありがとうございました。
イベントは季節ごとに開催しています。次回は、春フェスタ2026を2026年3月14日(土)に開催予定です。情報公開をお楽しみに。