
寒い季節には、温かい食事が欠かせません。カセットコンロを使って鍋料理を作る人も多い事でしょう。災害時のガスや電気が止まってしまった状況でも、カセットコンロと専用のカセットボンベがあれば温かい料理を作って食べられますので、事前に備えておきたいものです。
では、実際に災害時に備えて、カセットボンベはどのくらいの本数を備えたらいいのでしょうか?また、備えるにあたってどのような点に気をつけたらいいのでしょうか?岩谷産業株式会社の公式HP「お役立ち情報」では、カセットコンロやボンベの普段使いから備えまで、正しい使用方法や注意点など詳しく解説されています。
どのくらいの量が必要になる?
大規模災害時には、食料や水などの備えは1週間分必要と言われています。
1週間分のカセットボンベの量は、大人2人で使用した場合、気温10℃の時は1週間で9.1本(実質10本)、気温25℃の時は6.3本(実質7本)必要になると試算されています。
(出典:岩谷産業株式会社公式HP)
ただ、試算条件からわかるように、気温によって必要になる本数は変わりますし、人数や使い方(火の強さ等)によっても変わります。この試算数を参考にしつつ、必要と思われる量を備えるようにしてみてください。季節ごとでの備蓄品の見直しも重要です。
備蓄する上での注意点は?
カセットコンロ、カセットボンベともに使用期限の目安が設けられています。
- カセットコンロ:製造から10年程度が目安
- カセットボンベ:製造から7年以内の使い切りが目安
ただし、目安内であっても、変形が見られたり、錆ついていたりといった場合の使用は危険とされているので、使用前にはコンロ、ボンベともに異常がないか確認してから使用することがだいじですね。
カセットコンロとカセットボンベは正しく使わないと大きな事故につながりかねません。IHコンロの普及に伴い、子どもたちの中には、ガスについてよく知らない子や、ガス漏れの危険性を理解していない子がいるかもしれません。使用される際は、十分に注意してくださいね。
普段から、正しく安全に使うことができれば災害時であっても温かい食事がとれ、気持ちもホッとさせることができることでしょう。