2025年11月24日、沖縄県で水道管が破裂し漏水がする事故が発生し、一部地域で断水が発生していると報じられました。断水が起こった地域では、スーパーなどに飲料水や水を保管するための容器を買い求める人が殺到し、商品がほとんど品切れ状態になっている店舗もあるようです。
今回の沖縄県のように事故が原因の場合もあれば、2018年の台風24号により発生した停電の影響で浜松市が、2022年の台風15号で影響で静静岡市で断水が発生しています。様々なことが原因で断水が起こる場合もありますので、基本的な備蓄は常日頃から考えておきたいものです。トイレの備えも同様です。
もし、断水が起こり、水洗トイレが使えなくなったら…。そんな状況を想定した備えはしていますか?一般社団法人日本トイレ協会が行った調査「災害時用トイレ備蓄実態アンケート調査(2025年)」によれば、トイレの備蓄に関する意識の高まりはみられるが、懐中電灯や水といった備蓄品と比べたら備蓄率が低いという結果が報告されています。皆さんの備蓄内容はいかがでしょうか?
経済産業省は「1人あたり35回分(7日分)」のトイレ備蓄を推奨しています。ただ、量を準備すれば万事解決!ではありません。製品によって、吸水シートを設置するタイプと凝固剤を振りかけて固めるタイプと使用方法が異なりますので、備えている製品の使い方や設置方法を正しく知っているかも備えにおいて重要です。使用後の臭いやゴミの処理についても対策を忘れてはいけませんね。
100円均一商品販売店やスーパー、ホームセンターなどで、使い捨ての携帯トイレや、自宅にある便器に取り付けて使うトイレなど様々な製品が取り扱われています。1回分、1日分から購入できるものもありますので、実際に使用する機会を作ることが大切です。断水時を想定した備えを進めましょう。
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