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開催報告

子どもの命を守るために~被災地から学ぶ~

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8月27日(土)午前13時半から、当センターにて「子どもの命を守るために~被災地から学ぶ~」を開催しました。今回は、浜松市市民協働センター(はまこら)との共催事業です。

前半は宮城県の「アイリンブループロジェクト」代表 菅原淳一さんの講演会、後半は菅原さんを含む3名のパネルディスカッションという3時間のプログラムです。より多くの方にご参加いただけるよう、会場とオンラインのハイブリッドで実施しました。

東日本大震災が起きたあの日、石巻日和幼稚園のバスが海側に向かったことにより、津波の犠牲になってしまった園児のひとり佐藤愛梨ちゃん。彼女の最後の場所に咲いたマーガレットを全国に広げ、災害を風化させず命の大切さを訴える活動を「アイリンブループロジェクト」と名づけ講演されているのが菅原さんです。
地域に必ずある郵便局に防災士が多いことを知り、連携して避難訓練をするなど、防災に関わる人材を増やし続けています。二度と愛梨ちゃんのような犠牲者を出してはならないという強い気持ちが伝わってくる内容に、参加者からは「悲しい事故の実情を聞き胸が痛むが、自分が地域でできることをやっていこうという気持ちになった」という感想もあり、強く心を動かされた様子でした。

後半は、菅原さん、市内で津波避難シェルターを備える「さざんかこども園」安藤香澄さん、浜松いわた信用金庫SDGs推進部副部長 竹内嘉邦さん、進行に副センター長が加わってのパネルディスカッションです。

パネルディスカッション

「子どもを守る防災会議の提案」をテーマに、保育者、企業それぞれの視点から子どもの命を守るためにしてきたことや、これからできることについてお話しいただきました。登壇者の経験やパネルディスカッションのやり取りから、「自分事にすること」「継続すること」など大切なキーワードがあげられました。
参加者は、自分の立場や職業においてどのようなことができるのか真剣に考えながら参加された様子で、パネリストへの質問も具体的な内容が上がっていました。パネリストからの話は初めて知ることも多く、主催側も大変学びのある講座でした。
終了後は、パネリストや参加者の間で今後の取り組みや相談話が持ち上がっていたようで、人の繋がりづくりの一助となったことも大きな成果でした。参加したみなさんが、アイリンブループロジェクトの白い花のように各地に防災の取り組みを広げてくれるのではと期待します。

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