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開催報告

台風15号被害から見えた子育て家庭の課題

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1月29日(日)13時30分から「台風15号被害から見えた子育て家庭の課題」を開催しました 防災を軸に県内の子育て支援団体がつながる「しずおか子育て防災ネットワーク」参加5団体が、パネリストと進行として登壇しました。
昨年の9月23日から24日にかけて、台風15号の影響で降り続いた豪雨により静岡県内各地は大きな被害を受けました。特に、静岡市清水区の断水や浸水被害は甚大で、多くの家庭が日常生活を送れない状況に困難をしいられました。 その際、子育て家庭の支援に動いたネットワーク県中部団体と、サポートに回った県東部・西部団体の代表に、支援の状況やその時課題と感じたことについてお話いただきました。

パネリスト

被災後、静岡市の団体「NPO法人よしよし」は、運営している子育て支援センターを拠点に、SNSを使って物資集めや必要な家庭への提供を呼びかけました。多くの方がその行動に共感し、物資の提供や配送のボランティアに関わってくれたそうです。 より被災地区に近い「NPO法人ゆたかの木」では、長期的断水で洗濯に困っている家庭のために「洗濯代行」、そして「保育の受け入れ」を実施。こちらも災害を知り「何かできることはないか」と考えていた方たちの協力を得られたとのことでした。 初めての経験に都度迷いながらも、東部・西部の子育て防災ネットワークのメンバーや、ボランティア・企業・行政など様々な分野のサポートが背中を押し、子育て家庭への支援へとつながっていった様子を、時系列で説明していただきました。 後半は、「支援をしてみた側からみえた被災者の課題」「子育て防災ネットワークがあってよかったこと」の2つをテーマにしたパネルディスカッションです。 中部のパネリストは、支援する側になり初めて「人に頼りなれていないため、なかなか助けを求められない人が多いこと」を実感したそうです。「自分よりもっと大変な人がいる」という思いが、それぞれの家庭をより困難な状況にしていたようです。 「平時から顔が見えるコミュニティとつながり、頼れるようにしておくこと」が被災後の迅速な支援に、そして当事者の生活復旧に影響することがわかりました。

会場の様子

ここ近年、毎年どこかで大きな風水害が起きています。オンラインだけでなく、遠方から会場に足を運んでくださった参加者もいらっしゃいました。

まだ記憶が新しいこのタイミングで、多くの方にお聞きいただけたことは大きな意味があったと感じます。 ご参加のみなさま、ありがとうございました。ぜひ、各地域での活動や支援の在り方の参考にしていただければと思います。

現在、2月~3月の講座やイベントの参加者を募集中です。以下の詳細ページをご確認いただき、ぜひお申込みください。

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